オーバーヒート対策
★まずは、基本的な点検を行います。
[STEP−1] 冷却系を正しい状態に戻す
・冷却水の点検
冷却水はキレイで、定期的に交換されていること(6ヶ月毎)
交換時には、ラジエーターの洗浄を同時に実施していること
正しい量が入っていること
LLCを使用していること(通常の水より冷却効果が高い)
・ラジエーターキャップの点検
水漏れ、圧力漏れがないこと
・ラジエーターホース、ヒーターホースの点検
水漏れや破れがないこと
・ファンベルトの点検
滑りや傷みがないこと
・ファンシュラウドの点検
ファンシュラウドがきちんと設置されていること
・クーリングファンカプリングの点検(使用されていれば)
滑りや固着がないこと
・ウォーターポンプの点検
水漏れやガタがないこと
・サーモスタットの点検
正しい設定温度のものを使用していること
固着していないこと
・ラジエーターの点検
水漏れがないこと(但し、水漏れ補修剤は使用しないこと)
堆積物や錆等による目詰まりがないこと(定期的に良く洗浄する)
・エンジン水路の点検
水漏れがないこと(但し、水漏れ補修剤は使用しないこと)
堆積物や錆等による目詰まりがないこと(定期的に良く洗浄する)
・点火時期の点検
点火タイミングが遅れていないこと
・燃料系の点検
混合気が薄くなっていないこと(濃い目の方が冷却効果が高い)
・排気系の点検
排気系や、触媒(使用されていれば)に詰まりがないこと
★次に、換気をより良くします。
[STEP−2] 冷却系のライトチュ−ニング
・電動ファンの取付、強化
適切な電動ファンを設置する
その際、電動ファンをラジエーターに密着させること
・クーリングファンの強化
古いスチール製のファンブレードを、最近のプラスティック製に交換
または、専用の改善用ファンブレードに交換
・排気マニフォールドの断熱
排気マニフォールドに断熱用バンテージを巻いて遮熱する
★なお必要があれば、改造します。
[STEP−3] 冷却系の改造
・ラジエーターの改造
コア増し、ピッチ詰めを行う(クーリングファン、および電動ファンの
強化が前提。さもないと逆効果になる恐れあり)
・アルミニウム製ラジエーターに変更
放熱効果のより高い、アルミニウム製ラジエーターを設置
但し、水温の上下が若干大きくなる可能性あり
・ウォーターポンプの改造
より吐出量の大きいウォーターポンプに交換
・エンジンオイルクーラーの設置
専用、または汎用のエンジンオイルクーラーを設置し、更に必要に
応じて専用の冷却用電動ファンを設ける
・クーラー、またはエアコンのコンデンサーを移設(使用されていれば)
ラジエーターの前から他の場所へ移設し、専用の冷却用電動ファンを設ける
・インナーフェンダーに排気口を開ける
インナーフェンダーに排気口またはスリットを開ける
更に必要に応じて排気用ファンを設置
・ボンネットに吸気口を開ける
ボンネットに排気口またはスリットを開ける
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